英語民間試験について③

今日は新型英検と呼ばれているものについて
書いていきたいと思います。

新型英検といっても実際は3つに分かれます。

1つ目が
公開会場実施(仮称)と呼ばれるものです。
これは

  1. 2019年度から開始予定
  2. 1級〜3級
  3. 本会場での実施が基本
  4. 実施委員・教室監督責任者派遣の準会場実施も可能
  5. 実施日数2日
  6. 対象者は高校3年生のみ
  7. 「読む」「書く」「聞く」の試験は紙面への記入で実施
  8. 受検者全員が別日にスピーキング試験実施
  9. スピーキングは対面式
  10. 大学入学共通テストでの活用が可能

となります。

2つ目が
1日完結型(仮称)と呼ばれるものです。
これは

  1. 2019年度から開始予定
  2. 準1級〜3級
  3. 47都道府県に会場設置
    (設置会場は拡大していく予定)
  4. 実施日数1日
  5. 対象者は高校3年生のみ
  6. 「読む」「書く」「聞く」の試験は紙面への記入で実施
  7. 受検者全員が同日にスピーキング試験実施
  8. スピーキングは録音式
  9. 大学入学共通テストでの活用が可能

となります。

3つ目が
英検CBT(仮称)と呼ばれるものです。
Computer Based Testingの略称で、
要は紙ベースではなくコンピューターを使っての試験に
4技能すべてがなるわけです。
2つ目の1日完結型とは「読む」「書く」「聞く」の試験で
形式が異なるわけですね。
これは

  1. 2018年8月より毎月実施予定
  2. 2級〜3級
  3. 大都市19会場に設置予定
    (設置会場は拡大していく予定)
  4. 実施日数1日
  5. 対象者に年齢制限等はなし
  6. 「読む」「書く」「聞く」の試験はコンピューターで実施
  7. 受検者全員が同日にスピーキング試験実施
  8. スピーキングは録音式
  9. 大学入学共通テストでの活用が可能

となります。

費用は
1級が16,500円
準1級が 9,800円
2級が 7,500円
準2級が 6,900円
3級が 5、800円で
どの新型英検を受けても変わらないようです。

従来型の英検ですと
学校や塾などの準会場で受けますと
(受けれるのは2級以下です)
2級が 5,400円
準2級が 4,800円
3級が 3,400円です。

したがって2,000円くらい割高ですね。
従来型の英検で大学受験に問題ないひとは
今まで通り従来型を受ければいいのですが

大学入学共通テストが実施され
受験する大学次第では必要となる世代は
2018年4月時点で新高校1年生となる子たちからです。

この世代からはこの3つの新型英検については
よく知っておいて損はないでしょう。

大学がどの程度を要求するのかによりますが
2級で問題ないのなら、東京などに住んでいる子は
年齢制限もなく毎月実施予定らしいので
英検CBT(仮称)を今年の8月以降
場慣れのつもりで受けてみるとよいかもしれませんね。

大都市に住んでいない子の場合は
今年の方針としては
従来型を受けるか、違う民間試験で受けやすいものを
模索していくかたちになるかと思います。

東京など大都市に住んでいたとしても
準1級以上を想定している子の場合も
上記のように従来型で力試しをしておくか
違う民間試験で準備しておくしか
今年はないでしょう。

というわけで、
違う民間試験についても調べねばとなります。
次は他の民間試験について書いていきます。

いつまで続くんだと思われる方もいらっしゃるかと思いますが
もう少しお付き合いいただければ幸いです。

続く

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