英語民間試験について②

まずは英検についてしっかり確認していきましょう。

詳しくは英検協会のHPより
今後の実用英語技能検定(英検)の試験概要
↑をご覧ください。

まず不合格となった従来型について書きますと

  1. 年齢制限はなし。
  2. 本会場のほか、準会場実施も可。
  3. スピーキングは1次合格者のみ別日に2次試験として実施。
  4. 2020年以降も現状としては総合型選抜(いわゆるAO)、学校推薦型選抜(いわゆる指定校推薦)、一般選抜で大学入試に活用が可となっています。今まで通りですね。
  5. ただし、大学入試共通テストでの活用は不可

大きく騒がれたのは5番目なわけですが
私立のみを志望する場合はどの程度この民間試験導入が
影響するかは不透明です。

センター試験を利用した入試というのは
現状でも私立大学で幅広く扱われているので
大学入試共通テストを利用した入試というのは
私立大学でも十分に考えられます。
その際に、この民間試験での結果も扱われるのか
合否判断には使わないのか。

すぐに判断できることではありませんので、
動向を素早くキャッチし、KS学院全体として検討を進めていきます。

一番気になるのは
今後、高校受験にどう影響が出るかです。

今のところ従来型英検は、私立の高校受験をする際に
単願や併願で活用する機会があるわけですが
(中学受験でも一部の学校では活用できますね)
そちらが維持されるのであれば
前にブログで書いたように
中学生までは従来型での指導となります。

では、準2級など
高校範囲も含む級を受検する際にはどうすべきか
検討しなくてはいけない部分はあります。

現状としては大学入試共通テストでの活用は
高校3年生になってからの2回までのものを
受検時に大学入試センターに申請するかたちのようなので
高校2年生までで受検しても大学入試共通テストには活用はできません。

英語力向上のため、将来的に従来型英検を活用できる私立大学で
資格を活用したいということであれば
従来型を使うので問題はないのかもしれません。

ただ、急に3年生になってから新型英検または
他の民間試験を受けるというのは難しいかもしれないので
大学入試共通テストを活用して大学受験を考えるのであれば
早い時期から今回参加許諾を得た民間試験への対策を考えるべきでしょう。

実際に高校1〜2年のうちから受検し
慣れておくことはかなり有利に働くでしょうし。

重要なのは、大学入試共通テストを
受験生自身が活用するのかどうか
そこに尽きると思います。
国立・私立大学でどう扱われるのか
自分自身の志望大学ではどうなのか
よく調べる必要があるでしょう。

まだ情報もまとまっていないため
慎重である必要性はあります。

とはいえ、
今回参加許諾を得た民間試験へ
対応できる準備はしつつとするのが
賢いスタンスなのは間違いないでしょう。

次回は参加が認められた3タイプの新型英検について
書いていこうと思います。

続く。

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