英検以外の民間試験について調べていきたいと思います。
英語の各民間試験における評価基準について
比較した詳しいものを見たい方は
大学入試センターHPにありますPDFファイルの
各資格・検定試験とCEFRとの対照表(1.16MB)
こちらをご覧ください。
まず、
ケンブリッジ英語検定
- ケンブリッジ大学による国際的に通用する語学試験。
- 受検者は世界各国でおよそ年間約250万人。
- 生涯有効の国際資格。
- Key English Test(KET)英検準2級相当
Preliminary English Test (PET) 英検2級相当
First Certificate in English (FCE) 英検準1級相当
Certificate in Advanced English (CAE)英検1級相当
Certificate of Proficiency in English (CPE)英検1級より上のレベル
の5つの試験に分かれ、受検者が自分に合ったものを受け
点数制ではなく合否の判定が出るタイプのようです。 - 評価がABCDEの5段階で、A、B、Cだと合格、D、Eだと不合格。
- 受検するものにより100〜260語程度のライティングあり。
- スピーキングは対面で受検者2名によって行われる。
- KETは元々日本の高校生を対象に作られた日本生まれのテスト。
- 受検料は試験を実施する団体によって誤差がある。
参考価格として
KETは9,720円〜 PETは11,880円〜 FCEは19,980円〜
CAEは22,140円〜 CPEは25,380円〜
とありましたが、為替の動きなどや上記のように試験実施団体によって
検定料に差があるようですので、ご了承ください。
特徴としては、スピーキングが受検者2名によるとこでしょうか。
文部科学省にありましたPDFファイルがわかりやすいかもしれません。
参考にリンクを貼っておきます。
続いて
IELTS(通称アイエルツ)
- 海外留学、研修、または海外移住への申請などの際に最適となる語学試験とのこと。
- イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほとんどの高等教育機関で
認められ、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関
が3,000を超えているそうです。 - 16歳以上での受検を推奨しているそうです。
- 受検者は世界各国でおよそ年間約300万人。
- 年間48回の実施設定日があり、実施団体がその中から日程を設定。
- ブリティッシュ・カウンシルと、IELTS Australiaの2団体が大学入学共通テストに
参加申請し、IELTS Australiaは条件付きとなったもののどちらも許可を得た。 - 基本は同日実施ですが、東京・大阪だとスピーキングが別日の場合もあるそうです。
- 評価は点数制のため、合格不合格の判定はありません。
- テスト結果の有効期限は筆記テスト当日を含め2年以内。
- ライティングではtask1で150語以上、task2で250語以上。
- スピーキングは試験管と1対1形式で11〜14分。
- 受検料は25,380円(ブリティッシュ・カウンシルの方で2018年4月確認)。
英検協会にありましたPDFファイルがわかりやすいかもしれません。
参考にリンクを貼っておきます。
続いて
TOEFL iBT(トーフル)
- iBTはInternet-Based Testingの略。
- 日本では2006年7月から運用開始。
- すべての技能をコンピューターを使い試験。
- 評価は点数制で、「スコアの持つ意味」の解説も示される。
- スコアの有効期限は受検日から2年間。
- 試験時間は4〜4.5時間。
- スピーキングはマイクに向かって行い、録音される。
- 同時に複数の技能を測定する問題(Integrated Task)あり。
与えられた文章を読み、それについての話を聞き、口頭で答える
または
与えられた文章を読み、それについての話を聞き、文章で答える - 受検料はテスト日の7日前までだとUS$235で、4日前だとUS$275。
- 会場は公式HPより TOEFL iBT 試験会場 をご覧ください。
- テスト日程についても公式HPより TOEFL iBT®テスト日 をご覧ください。
- 試験を再び受ける際は、中12日をあける必要があるそうです。
詳しくは TOEFL®公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。
続いて
TOEIC(トーイック)
- アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催。
- 日本での実施主体が一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会であるように
ビジネスにおいて活用される機会が多い語学試験。 - TOEICは
Bridgeテストと呼ばれる入門テストのようなものと
Listening & Readeing テスト、Speaking & Writingテストの3つに分かれ、
今回大学入学共通テストで参加可能となったのは
Listening & Readeing テストおよびSpeaking & Writingテスト。 - TOEICというとListening & Readeing テストと言われるぐらい
Listening & Readeing テストで評価をする企業などは多いようです。 - Speaking Testは11問・約20分、Writing Testは8問・約60分で、
試験会場にてパソコン・ヘッドセットを使用して受けるようです。 - TOEICスコアに有効期限はないようです。
- Listening & Readeing テスト5,725円 (税込)
Speaking & Writingテスト10,260円(税込) - テスト日程や会場は公式HPより 受験地別テスト日程 をご覧ください。
詳しくは TOEIC公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。
続いて
TEAP(ティープ)およびTEAP CBT
- Test of English for Academic Purposesの略。
- CBTはComputer Based Testingの略。
- 上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発。
- 受験資格は高校2年以上。
- スコアはスコア取得後2年度の間、有効
(取得翌年度及び翌々年度の大学入学に利用可能) - TEAPはスピーキングを対面式で、
リーディング・リスニングはマークシート、
ライティングは解答用紙への記入で解答。 - TEAP CBTはスピーキングは録音式、
リーディング・リスニングはコンピューターで選択する方式
ライティングはコンピューターでタイピングする方式 - 日程はTEAPもTEAP CBTも年に3回ほど。
詳しくは公式HPより 受験案内 をご覧ください。 - 受検料はどちらも1回につき15,000円のようです。
詳しくは TEAP公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。
続いて
GTEC(ジーテック)
- ベネッセコーポレーションとベルリッツ コーポレーションの共同開発。
- 全国のベルリッツ・ランゲージセンター、
またはライセンシー締結企業でのコンピュータ受験。 - 随時(いつでも受験可能)
- GTEC(4技能)の受験料は12,960円(個人受験) / 9,720円(企業 / 団体受験)。
- 試験時間が80分と短く、結果返却も10日以内。
詳しくは GTEC公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。
以上が英検以外の民間試験についてとなります。
あとは、情報をしっかり集めながら
英検を含め、どれを使うべきかよく吟味して指導していきたいと思います。