英語民間試験について④

英検以外の民間試験について調べていきたいと思います。

英語の各民間試験における評価基準について
比較した詳しいものを見たい方は
大学入試センターHPにありますPDFファイルの
各資格・検定試験とCEFRとの対照表(1.16MB)
こちらをご覧ください。

まず、
ケンブリッジ英語検定

  1. ケンブリッジ大学による国際的に通用する語学試験。
  2. 受検者は世界各国でおよそ年間約250万人。
  3. 生涯有効の国際資格。
  4. Key English Test(KET)英検準2級相当
    Preliminary English Test (PET) 英検2級相当
    First Certificate in English (FCE) 英検準1級相当
    Certificate in Advanced English (CAE)英検1級相当
    Certificate of Proficiency in English (CPE)英検1級より上のレベル
    の5つの試験に分かれ、受検者が自分に合ったものを受け
    点数制ではなく合否の判定が出るタイプのようです。
  5. 評価がABCDEの5段階で、A、B、Cだと合格、D、Eだと不合格。
  6. 受検するものにより100〜260語程度のライティングあり。
  7. スピーキングは対面で受検者2名によって行われる。
  8. KETは元々日本の高校生を対象に作られた日本生まれのテスト。
  9. 受検料は試験を実施する団体によって誤差がある。
    参考価格として
    KETは9,720円〜 PETは11,880円〜 FCEは19,980円〜
    CAEは22,140円〜 CPEは25,380円〜
    とありましたが、為替の動きなどや上記のように試験実施団体によって
    検定料に差があるようですので、ご了承ください。

特徴としては、スピーキングが受検者2名によるとこでしょうか。

文部科学省にありましたPDFファイルがわかりやすいかもしれません。
参考にリンクを貼っておきます。

ケンブリッジ英検

続いて
IELTS(通称アイエルツ)

  1. 海外留学、研修、または海外移住への申請などの際に最適となる語学試験とのこと。
  2. イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほとんどの高等教育機関で
    認められ、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関
    が3,000を超えているそうです。
  3. 16歳以上での受検を推奨しているそうです。
  4. 受検者は世界各国でおよそ年間約300万人。
  5. 年間48回の実施設定日があり、実施団体がその中から日程を設定。
  6. ブリティッシュ・カウンシルと、IELTS Australiaの2団体が大学入学共通テストに
    参加申請し、IELTS Australiaは条件付きとなったもののどちらも許可を得た。
  7. 基本は同日実施ですが、東京・大阪だとスピーキングが別日の場合もあるそうです。
  8. 評価は点数制のため、合格不合格の判定はありません。
  9. テスト結果の有効期限は筆記テスト当日を含め2年以内。
  10. ライティングではtask1で150語以上、task2で250語以上。
  11. スピーキングは試験管と1対1形式で11〜14分。
  12. 受検料は25,380円(ブリティッシュ・カウンシルの方で2018年4月確認)。

英検協会にありましたPDFファイルがわかりやすいかもしれません。
参考にリンクを貼っておきます。

アイエルツ日本版受験者向け情報

続いて
TOEFL iBT(トーフル)

  1. iBTはInternet-Based Testingの略。
  2. 日本では2006年7月から運用開始。
  3. すべての技能をコンピューターを使い試験。
  4. 評価は点数制で、「スコアの持つ意味」の解説も示される。
  5. スコアの有効期限は受検日から2年間。
  6. 試験時間は4〜4.5時間。
  7. スピーキングはマイクに向かって行い、録音される。
  8. 同時に複数の技能を測定する問題(Integrated Task)あり。
    与えられた文章を読み、それについての話を聞き、口頭で答える
    または
    与えられた文章を読み、それについての話を聞き、文章で答える
  9. 受検料はテスト日の7日前までだとUS$235で、4日前だとUS$275。
  10. 会場は公式HPより TOEFL iBT 試験会場 をご覧ください。
  11. テスト日程についても公式HPより TOEFL iBT®テスト日 をご覧ください。
  12. 試験を再び受ける際は、中12日をあける必要があるそうです。

詳しくは TOEFL®公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。

続いて
TOEIC(トーイック)

  1. アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催。
  2. 日本での実施主体が一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会であるように
    ビジネスにおいて活用される機会が多い語学試験。
  3. TOEICは
    Bridgeテストと呼ばれる入門テストのようなものと
    Listening & Readeing テスト、Speaking & Writingテストの3つに分かれ、
    今回大学入学共通テストで参加可能となったのは
    Listening & Readeing テストおよびSpeaking & Writingテスト。
  4. TOEICというとListening & Readeing テストと言われるぐらい
    Listening & Readeing テストで評価をする企業などは多いようです。
  5. Speaking Testは11問・約20分、Writing Testは8問・約60分で、
    試験会場にてパソコン・ヘッドセットを使用して受けるようです。
  6. TOEICスコアに有効期限はないようです。
  7. Listening & Readeing テスト5,725円 (税込)
    Speaking & Writingテスト10,260円(税込)
  8. テスト日程や会場は公式HPより 受験地別テスト日程 をご覧ください。

詳しくは TOEIC公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。

続いて
TEAP(ティープ)およびTEAP CBT

  1. Test of English for Academic Purposesの略。
  2. CBTはComputer Based Testingの略。
  3. 上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発。
  4. 受験資格は高校2年以上。
  5. スコアはスコア取得後2年度の間、有効
    (取得翌年度及び翌々年度の大学入学に利用可能)
  6. TEAPはスピーキングを対面式で、
    リーディング・リスニングはマークシート、
    ライティングは解答用紙への記入で解答。
  7. TEAP CBTはスピーキングは録音式、
    リーディング・リスニングはコンピューターで選択する方式
    ライティングはコンピューターでタイピングする方式
  8. 日程はTEAPもTEAP CBTも年に3回ほど。
    詳しくは公式HPより 受験案内 をご覧ください。
  9. 受検料はどちらも1回につき15,000円のようです。

詳しくは TEAP公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。

続いて
GTEC(ジーテック)

  1. ベネッセコーポレーションとベルリッツ コーポレーションの共同開発。
  2. 全国のベルリッツ・ランゲージセンター、
    またはライセンシー締結企業でのコンピュータ受験。
  3. 随時(いつでも受験可能)
  4. GTEC(4技能)の受験料は12,960円(個人受験) / 9,720円(企業 / 団体受験)。
  5. 試験時間が80分と短く、結果返却も10日以内。

詳しくは GTEC公式HP をご覧いただくとよろしいかと思います。

以上が英検以外の民間試験についてとなります。

あとは、情報をしっかり集めながら
英検を含め、どれを使うべきかよく吟味して指導していきたいと思います。

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