中間試験に向けた学習について

昨日、9月24日は祝日ですが
教室を開けてテスト対策をしに来るよう声かけをしたところ
中学1〜3年のほとんどの子たちと、
高校生も勉強をしに来て
一生懸命テストに向けて学習をしていました。

見ていて少し気になり、
本人たちにはお伝えしたことを
こちらの方でとりまとめておきます。

まず、学習する教科バランスが悪い子が
意外に多く、教科を切り替えるように伝えましたが
「この教科の提出物を終わらせたいから」と
ずっとそればかりやっている様子が見られました。

学校の提出物をしっかり終わらせるのは大事なことですし
そういう意識を持っているのは素晴らしいことです。

しかし、ある教科を一気にやって、
次の教科をまた一気にやる方法だと
早い段階で終わらせた教科の勉強は直前まで
自学習としてはほとんどやらなくなってしまいます

早めに終わらせるのがいけないわけではなく、
その後他の教科ばかりをやるのがよくないわけです。
全教科バランスよく早めに終わらせて、
その後はテストに出そうな問題などを、全教科
傾向に合わせて演習する機会をどんどん持てばいいと思います。

学習と定着をスムーズに行うために必要なのは
継続的な機会を持つことです。

中間試験は5教科と、教科数は少ないですので
(中学校によっては実技1教科含む場合もありますが)
バランスよく並行的に学習を進めていくことで
各教科、記憶を呼び起こす機会も増え、
定着も図りやすいので、ぜひ
1教科をどかっとやるのではなく
全教科をしっかりやっていきましょう。

あと、学校のワークの解答や教科書を忘れて来る子がいます。

解答がないからと問題を解きっぱなしにするのは
間違っていても自覚を持てず
軌道修正のないままになるので、
結果として間違ったやり方で覚えてしまいます。

問題集を解くときのコツとしては、
片ページ解いては答え合わせをして
間違っているものは再度解き直しをして理解する。
そのあとに次のページにある似た問題では
間違えないように正しいやり方で解く、です。
リトライする機会をこのやり方ならちゃんと持てます。

見開きのページや、何ページもまとめて答え合わせすれば
そういう機会を減らし、上記のように間違ったやり方で
頭が記憶してしまうので、逆効果にもなりやすいです。

答え合わせはこまめにすることが重要ですので、
解答を持ってき忘れれば効率の悪い学習に陥りやすいわけです。

また、教科書を忘れて来ている場合は、
理科や社会など、教科書で調べればわかるようなものも
調べずに間違いとして、解答を写すだけ
それでは、覚えません。
ちゃんと調べることで、そのときの
調べる行為による負荷が
記憶を定着させやすくします

思い出したいことを紐づけして呼び起こしやすくなる。
調べる行為にはそういうメリットがあると思います。
ワークと答えを開いて勉強をしている生徒には
注意をしましたが、ぜひちゃんと調べる習慣をつけましょう。

同様に、数学や英語の並び替え作文などで
問題を解いて間違えたとき、わからないときに、
答えを写してしまうのはやめましょう

そういうときは納得できるまで
先生に質問をするなど、根気強い努力をしましょう。
解説を見て何となくわかった気になったものは
次に出題されても出来ないことが多いですが
根気強く取り組んだものはその努力した記憶が
上記した調べる行為と同じように、
解き方を思い出す機会となります

中間試験まで残りの日数も少なくなりつつありますが、
このあたりをぜひ意識して取り組むようにしてみてください。

よろしくお願いします。

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