中高入試情報(2018/9/13日大二中高説明会より)

本日は、日本大学第二中学・高校の説明会に行ってきました。

在籍する中高の生徒は、約40%が杉並区・練馬区・中野区で、
他は世田谷区・武蔵野市・三鷹市・新宿区あたりがやや多めのようです。

中1での通塾率は21%、高1での通塾率は27%とのこと。

本年度で創立92年を迎え、
100周年では可能なら体育館の建て替えなどもしたいそうですが
まだそれは未定のようです。

中学部の特徴としては、
あまり過度な先取りを進めるのではなく、
一つ一つの単元を深堀りしていく学習のなかで
学年を越えた内容まで扱うなどのスタイルのようです。

また、習熟度別にクラスを分ける方式は取っておらず
混在した状態で、教え合うことや異なる他者を認め合うようにして
人間形成を進めてほしいという方針だそうです。

ただ、宿題をちゃんとやってこない子などもそこそこいるようで
そういった子たちへの対策を進めているとのこと。
ノートチェックや小テストなどを随時実施し、
学習点検・補習でフォローしているそうです。
朝学習も始めたようです。

高校部では、
高2で、生徒本人の希望を第一に、
文系・理系の選択があり
高3では
文系は国公立文系・文系に
理系は国公立理系・理系の2コースずつに
更に分かれるようです。

ただ、国公立のコースに進むと指定校推薦が使えず
そのため最近は国公立のコースに進む生徒が減少気味だそうです。
いまは私立大学の受験もかなり厳しいので、
安全志向の生徒が増えているのも要因のようです。

平成29年度卒業生の内訳としては
日大への進学は30.3%、
他大学への進学は51.9%で、
専門学校その他が1.0%、
進学準備が16.8%だそうです。

日大二高は理系に強いという自負もあるようで
日大の内部進学へ向けた枠でも
医学部で他の附属校よりも多く輩出しているとおっしゃっていました。
具体的に書きますと、医学部への附属校への割り当ては15だそうで
日大二高が多いときはその三分の一程度占めているそうです。

中学入試に関してですが、
男子は国語で、女子は算数で点を落としている子が
合否を分けているそうですので、
そのあたりを意識して学習してほしいようです。

また、第一回、第二回と二回入試がありますが
複数回受験をしたからで合否に向けて加点措置は特にないそうです。
ただ、繰り上げ候補者を決定する際には
得点が同点での選別となる場合に両方出願している受験生を
優先することはあるそうです。

次に、高校入試についてですが

推薦入試では、5科20以上かつ9科35以上が
出願資格となります。
合格者決定方法は、9科評定合計に作文点(最大2点)を加え、更に
検定試験の有資格者には基準に基づいて加点して序列点を作成。
この序列点と書類審査・面接の結果を踏まえ総合判定とするそうです。

ちなみに、検定試験での加点は推薦入試においてのみで
英検・漢検・数検・語彙・読解力検定において
準2級で1点、2級で2点、準1級で3点の加点となるようです。

60分600字の作文10分の1対2面接が当日はあります。

推薦入試で不合格になった受験生が
一般入試でA志願をした場合、
A受験者全員の3教科合計平均点の15%(小数点以下切り捨て)を
加算するそうです。

併願優遇のような制度はないため
一般入試ではA志願による加点のみがあるわけですが
A志願で受けると合格者の手続き日自体が早いため、
都立などとの併願者でその合否を待ちたい場合も
まずは入学金と施設費をあわせた43万円納めなければなりません。

その後、もし他へ進学する場合は
18万円返金はあるようですが25万円は戻らないため
それを納得の上で加点措置を利用したい場合は
A志願で受けてほしいとのことです。

以上が説明会での内容になります。

 

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