辞書で調べる

最近の高校生は、当たり前のように電子辞書を持っていたり
中学生でも英単語を調べようとするとスマホで調べたりしています。
(スマホに関しては授業中は認めていませんが)

前の「英単語学習について」という投稿にもあるように
うちの教室自体でも少しずつですが色々な電子化が進みつつあります。

私自身は自分が大学受験の際には
「ジーニアス英和辞典」をいつも持ち歩き、
何かあればすぐ調べる英語学習の友としていたもので
電子辞書で調べようとする子供たちの様子を見ると
「最近の若者は〜」などとつい思いたくなってしまうこともありました。

しかし、電子辞書は少し借りて使ってみれば
たくさんの種類の辞書が入っていて、英単語もすぐに発音がわかります。
ヒストリー機能など色々便利な機能も多いようで
馬鹿にできないなぁと最近は考えを改めています。

上記リンク先でお伝えしたように
英単語学習用のアプリも最近はとても便利なものです。
こちらで導入しているアプリも
とても学習効果が高いものと自負しています。

ですので、電子辞書批判をしたいわけではありませんが
紙媒体の辞書を使うことをもっと楽しめるように子供たちにはなってほしいと思います。

大学受験時に、私が辞書を使うときにしていたことは
調べた単語には線を引く、でした。

決して意味もなく調べたりはせず、わからない、曖昧、など
必要に駆られたときだけ調べるという前提のもと
どうにか全てのページに線を引いてやる!と思い、やっていました。

適当にめくったページに下線を引かれた単語がある。
これが増えていくのはとても体感としてわかりやすいものでした。

英単語を調べることが楽しくなり
結果として英語学習の時間も自発的にどんどんとるようになり
一度調べた単語をもう一度調べてしまったときは
かなり悔しく思ったりもして
重い辞書も持ち歩くことが決して苦ではありませんでした。

家に帰れば
妖怪ウォッチ、ポケモン、モンハンなど色々あるでしょうが
ゲームを通じ、「コンプリートする」という楽しさを知っている子も多いでしょう。
最近のゲームはプレイ結果によるトロフィなどを集めるものもあります。
マイクラは建てたり、作ることも楽しいものですが
材料集めをすることもゲームの醍醐味といえます。
(ゲーマーなのがばればれですね)

私が小学生のころは牛乳キャップを集めることから始まり
ビックリマンシール、キン肉マン消しゴム、
SDガンダムのカードダスなど集めることの楽しさはあふれかえっていました。
そういった楽しみを英語学習にも活かせないかなと思います。

これは例えば古語辞典や、国語辞典でもできるでしょう。
手を広げすぎると意識が散漫になってしまいますけどね。

ちなみに、
最近の電子辞書なら調べた単語の割合を表示したりして
コンプリートしていく楽しさを活かせるものもあるのかなと
インターネットで検索をかけてみましたが、
ヒストリー機能という直近に調べた単語が検索しやすいものや
スマホと連携して調べた単語の振り返り学習をするものなどはありましたが
調べ不足かもしれませんが
私が望むような機能のあるものは見つかりませんでした。

まだまだ紙媒体の辞書にも良さがあるのかなと思います。
どちらもうまく併用できるような、柔軟な姿勢で
辞書の使い方もうまくなってほしいものです。

カテゴリー: 日々のこと パーマリンク